東部運送では、ドライバーの血圧測定を継続的に行い、毎月のデータを活用した
健康管理を実施しています。
これまでは、血圧の平均値が高いドライバーを抽出し、健康指導につなげる取り
組みを行ってきました。
そんな中、あるドライバーが業務中に体調不良となり、入院する事案が発生。
血圧測定値を確認すると、全体の平均値より「少し高い」程度でした。
「なぜ、このドライバーに異変が起きたのか?」
私たちは、血圧だけにとらわれず、日々の測定データを一つひとつ確認しました。
そこで見えてきたのが、体調不良となる約1週間前から続いていた、脈拍数の極端
な低下でした。

この発見をきっかけに、東部運送がこれまで蓄積してきた100万件超の健康測定デ
ータを再分析。
同様の変化が見られるドライバーを抽出したところ、1名の該当者が判明しました。
すぐに本人と面談し、受診を勧奨。
その結果、本人に自覚症状がない段階で医療機関を受診し、投薬治療が開始される
こととなりました。

健康管理の価値は、異常値を見つけることだけではありません。
「まだ症状として現れていない変化」に気づき、早期の対応につなげること。
100万件超の蓄積データは、単なる数字の集まりではありません。
一人ひとりの健康状態を見守り、異変の兆候を捉え、早期受診につなげるための重
要な資産です。
東部運送は、これまで積み重ねてきた健康データを「見る」だけで終わらせません。
□データを蓄積する。
□変化を見る。
□異変に気づく。
そして、人と向き合い、早期の対応につなげる。

東部運送では、各営業所長・運行管理者に対し、乗務員の健康測定データを継続的
に確認し、日々の変化を見逃さない管理・指導を徹底しています。
数値に変化が見られた場合には、単にデータ上の異常として処理するのではなく、
本人とのコミュニケーションを大切にし、普段と変わった様子がないか、体調に変
化がないかを確認する。
毎日の小さな変化に気づき、声をかける。
その積み重ねが、乗務員の健康を守り、安全運行につながると考えています。
「データを見る」だけでは終わらない。
「データから気づき、人が動く」。
東部運送は、データと現場のコミュニケーションを両輪とした健康管理を徹底し、
乗務員一人ひとりの健康と安全を守る取り組みを進めていきます。



